注目されている「イエナプラン教育」

今日は第5週目のため、授業はお休み
でした。
ちょっと長文になりますが、お付き合い
くださいませ。
日本の初等教育の現場で注目されている
「イエナプラン教育」。
皆さん、耳にしたことがあるでしょうか。
「イエナプラン教育」はドイツの教育者
ペーター・ペーターゼンの考え方が基礎と
なっているのですが、第二次世界大戦の
混乱等で、ドイツでは広まらなかったん
ですね。でも、お隣の国のオランダでは
熱心な普及活動で徐々に広まっていき、
今では「イエナプラン教育」の本場とまで
言われるようになったんです。
では、「イエナプラン教育」とはいったい
どういう教育なのでしょうか。
「イエナプラン教育」の10の特徴をあげて
みますね。
1. リビングルームとしての教室
2. マルチエイジの根幹グループ(異年齢)
3. サークル対話
4. ワールドオリエンテーション(総合学習)
5. 循環する活動・科目によらない時間割
6. 静かな学びの場
7. 教育学的環境
8. 真正性
9. 学校職員のチームワーク
10. 保護者との協力的な態度
パッと見てわかるものもあれば、???なもの
もあるかと思いますので、少し抜粋して
具体的にどんなものなのかお話しますね。
「イエナプラン教育」の大きな特徴のひとつが
異年齢の子供たちで学級が構成されていること。
また、学級担任はファミリーリーダーと
呼ばれます。
学校での活動は、
「会話・遊び・仕事(学習)・催し」
という4つの基本活動を循環させます。
・「会話」では、グループリーダー(担任)も
一緒に参加し、サークルを作って対話します。
・「遊び」は、企画されたものや自由遊びなど
様々な形態が用いられています。
・「仕事(学習)」は、課題を意識して、
それを達成するための活動です。
・「催し」は、◯◯の会や年中行事・教員や
生徒の誕生日などのイベントです。
日本の教員との違いは、日本の教員が多くの
子供に対して画一的に教える「ティーチャー」
であるのに対し、イエナプランのグループ
リーダー(学級担任)は、ファシリテーター
の役割を果たします。共に生きるちょっと
先を経験した一人の人間として関わります。
また、子供たちが何かわからないことが
あった時、グループリーダーや他の子供たち
に聞いて解決するのではなく、諦めずに答え
を探し続けて、探究心を養います。
ここまでお話すると、ラボ生の親御さんは
『なぜラボ』に似てる〜って思われたのでは
ないでしょうか。
私も本当に似てると思いました。
思っていること・伝えたいこともほぼ一緒。
やはりこれからの時代は
「生きる力」・「人間力」
が大事ですね。
私も共に生きる一人の人間として、
子供たちと一緒に学んでいきたいと思います。
そんな『なぜラボ』に興味がありましたら、
ぜひ一度、教室に遊びに来てくださいね。
待っています♡