激動の時代を生き抜くために大切な力
今日はやはり暖かい一日でしたね^_^
暖房も要らずで、とても過ごしやすかった
です。
さて、今日は世界が注目している
「非認知能力」についてお話ししたいと
思います。
おそらく「非認知能力」という言葉、
何となくはご存知かと思います。
「非認知能力」の反対の言葉として、
「認知能力」があるのですが、
こちらはいわゆるIQ(知能指数)のような
テストで測ったり数値化できる知的な能力。
まあ学力ですね。
それに対して「非認知能力」と言うのは、
目標や意欲、興味・関心をもち、粘り強く、
仲間と協調して取り組む力や姿勢を中心とする力
で、目に見えない力と言えます。
やり抜く力、目標に向かって頑張る力、
自制・自律性、自己肯定感、他者へ配慮、コ
ミュニケーション能力などでしょうか。
また、ノーベル経済学賞を受賞したヘックマンら
によると、非認知能力の向上は認知能力の発達を
促すとされています。
では、なぜ世界がこの「非認知能力」に注目して
いるのでしょうか?
それは、急速な社会変化が挙げられると思います。
価値観が多様化しているので、急速に変化する
社会を生き抜く力を育てるものとして注目されて
いるからです。
そして、『ペリー幼児教育計画』という有名な研究
があるのですが、この教育を受けた子供たちは、
14歳時点で学校の出席率・成績が他の子どもと比べ
格段に高く、19歳時点では高校の卒業率が17%も
優れていました。
さらに、40歳時点では収入・持ち家率・生活保護の
非受給率に、圧倒的な差が出たのです。
(詳しくは、「ペリー幼児教育計画」で検索して
いただけると出てくるかと思います。)
では、この「非認知能力」を鍛えるにはどうしたら
良いのでしょうか?
難しく考える必要は全然なく、少し頭の片隅にでも
おいてお子さんと接するだけで、その後の非認知能力
が大きく伸びると言われています。
・子供のやりたいことを尊重する
そんなの意味あるの?必要ないでしょ?と
思われることも止めずに寄り添って見守る。
・「否定しない」「提案をする」
否定はしないで、「こういうのはどう?」
と提案してみる。
・一番大切なのは「愛」
愛を持って接する。
そして、この「非認知能力」の育成は、特に幼児期が
重要とされる一方で、幼児期にのみ形成されるわけ
ではなく、それ以降、10代後半頃になっても鍛えられる
との報告もありますので、子育て中の親御さんは
今からでも少し意識されると良いかもしれませんね。
そうは言っても、忙しいし、何だか難しいなぁ。
ついつい小言を言ってしまうし…。
とおっしゃる方も多いかと思います。
そういう時は一度ご連絡下さいね。
なぜラボの探究ラボは、非認知能力を育てるのに
最適だと思いますので。
(教室はもちろんですが、オンラインでも授業を
しております)
今日は少し長くなりましたが、激動の時代を生き抜く
ためにも大切な力です。ご参考にして頂ければと
思います。
それでは今日も良い一日となりますように。
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