世界各国で問題視されているカーリングペアレント

今日は台風のせいか雲もあり、
時折風が強く吹きましたが、
青空も見えて過ごしやすい一日
でした。
さて、皆さんは
「カーリングペアレント」
をご存知でしょうか?
実は私も初めてこの言葉を聞きました。
「カーリングペアレント」とは、
氷上のストーンが進む道をブラシで
ゴシゴシとならして、スムーズに
滑らせて得点を競うカーリングという
競技からきていて、子どもの進む道から
あらゆる障害を取り除いて、
「困難や危険も人生の一部である」
という重要なことを身につける機会を
奪う親御さんという意味だそうです。
これが今、世界各国で問題視されて
いるというのです。
私は親御さんだけに限らず、子ども
たちに接している大人の中にも
いらっしゃると思いますし、それは
悪気があってそうしているのではなく、
皆、お子さんのことを思ってしていらっしゃる。
でも失敗体験を避けながら育てられた子は、
失敗して傷つくことを恐れて、挑戦する前から
諦めてしまうのです。
そして、「挑戦しない」→「失敗経験がない」
→「根拠のない万能感が育つ」となるので、
少しでも自分の思い通りにならないと、
ストレスがかかり対処できなくなってしまう
のだそう。
そう考えると、「失敗」って悪いものでは
ないと思いませんか?
私もなぜラボでは「たくさん失敗してね。」
「失敗しても次に改善すれば良いのだから。」
と言っています。
これは探究ラボだけでなく、学習もそうです。
たまに、間違うことが嫌で、解いている途中で
わからなくなると、あまり考えたり調べたり
せずに「分からない」と言って、教えてもらう
お子さんや、×を書くのすら嫌で書かない
お子さんがいます。
また、そこまででなくても、明らかに間違う
ことが嫌と思っているお子さんは、結構いる
のではないでしょうか。
そういう時は、「今、間違えてよかったね〜。」
「これで次は間違いが少なくなるね〜。」と
言うのですが、本当に失敗を嫌がる子は多い
なあと感じております。
では、失敗に対してどのように大人は振る舞えば
良いかを、次回お伝えしていければと思っております。
それでは今日もゆっくりおやすみくださいませ。
Comments